★春日大社(かすがたいしゃ)
住所:奈良県奈良市春日野町160
TEL:0742-22-7788 (春日大社)
開門時間:3月~10月 6:30~17:30
11月~2月 7:00~17:00
定休日:無休(諸行事の際は変更になる場合あり)
料金:境内自由(御本殿特別参拝700円)
春日大社公式ウェブサイトhttps://www.kasugataisha.or.jp/
奈良の観光名所のひとつとして広く知られる春日大社は、1300年以上の歴史を誇る由緒正しい神社です。奈良時代に創建され、藤原氏の氏神として信仰を集めてきたこの神社は、四柱の神々を祀り、国の重要文化財にも指定されています。境内には朱色に輝く美しい社殿が並び、その神聖な雰囲気は訪れる人々を魅了してやみません。また、春日大社を取り囲む春日山原始林は、太古のままの自然が残され、まるで神の気配を感じるかのような神秘的な雰囲気が漂っています。本記事では、春日大社の歴史や見どころ、さらにその周辺のおすすめスポットについて詳しくご紹介していきます。
春日大社とは?歴史と魅力を深掘り
春日大社の創建は768年にさかのぼり、藤原氏によって建立されました。平安時代以降、武家や貴族だけでなく、庶民の間でも広く信仰されるようになり、今では全国に約1000社ある春日神社の総本社として知られています。特に、**武甕槌命(タケミカヅチノミコト)**が鹿島神宮から白鹿に乗って奈良へやってきたという伝承があり、春日大社の鹿が神の使いとされる由縁にもなっています。
また、春日大社の社殿は、春日造と呼ばれる独自の建築様式を採用しており、鮮やかな朱色の塗装が施されています。この朱塗りの社殿は、訪れる人々に強い印象を残し、奈良の代表的な景観のひとつともなっています。その美しさと格式の高さから、1998年にはユネスコの世界遺産にも登録され、国内外の観光客にとって必見のスポットとなっています。
春日大社の見どころ
① 朱色の社殿と灯籠が織りなす神秘的な風景

春日大社 燈籠
春日大社の本殿へと続く参道には、約2000基の石灯籠が並び、長い歴史の重みを感じさせます。これらの灯籠は、春日大社の神様に捧げられたものであり、千年以上もの間、参拝者によって大切に守られてきました。特に、**節分とお盆に開催される「万燈籠」**の時期には、全ての灯籠に灯がともされ、幻想的な雰囲気に包まれます。その光景はまさに幽玄の美であり、参拝者を魅了することでしょう。
② 神の使い・奈良公園の鹿たちとのふれあい
春日大社の神の使いとされる鹿は、奈良公園内を自由に歩き回り、多くの観光客に親しまれています。鹿たちはとても人懐っこく、「鹿せんべい」を差し出すと、お辞儀をしてから食べる姿が見られることでも有名です。特に、奈良の鹿は古くから神聖な存在とされており、春日大社の信仰と深く結びついています。
③ 春日大社のパワースポット巡り
春日大社は、奈良屈指のパワースポットとしても知られています。境内のいたるところにエネルギーが満ちており、訪れる人々に癒しと力を与えてくれます。
- 夫婦大国社:縁結びや夫婦円満のご利益があるとされ、多くのカップルや夫婦が訪れます。
- 若宮神社:厄除けや開運に効果があるとされ、特に新しい挑戦を始める人におすすめのスポットです。
- 本殿周辺の春日山:神が降臨するとされる神聖な場所で、ここに立つだけで心が浄化されると言われています。
春日山原始林について 奈良県産業部観光局奈良公園室HP
春日大社へのアクセス方法
電車でのアクセス
最寄り駅は近鉄奈良駅で、春日大社までは徒歩約25分ほどの距離です。駅からのんびりと奈良公園を散策しながら向かうのもおすすめです。
バスでのアクセス
近鉄奈良駅またはJR奈良駅から奈良交通バスに乗り、「春日大社本殿」バス停で下車。バス停から徒歩約5分で春日大社に到着します。アクセスしやすく、時間の節約にもなります。
車でのアクセス
春日大社には専用駐車場がありますが、観光シーズンには混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。駐車場は**春日大社参道駐車場(有料)**が便利です。
まとめ
春日大社は、歴史的な価値だけでなく、神聖なエネルギーを感じられるパワースポットとしても人気があります。朱色の社殿や神秘的な森、そして鹿たちとのふれあいを通じて、奈良の魅力を存分に楽しむことができます。さらに、周辺には東大寺や興福寺といった見どころも多く、奈良観光には欠かせないエリアとなっています。
奈良を訪れた際には、ぜひ春日大社を訪れ、その神聖な空気に包まれながらパワーチャージをしてみてください!